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「課長時代、業者から金」20100428読売茨城
元部長供述 初公判で証拠採用 神栖入札妨害
神栖市教育委員会発注の小学校工事の設計などを巡る競売入札妨害事件で、競売入札妨害(偽計)に問われた元市産業経済部長笹本昭(59)、設計会社顧問黒沢周三郎(67)、「由波(よしば)設計」社長由波久雄(62)の3被告の初公判が27日、水戸地裁(小野裕信裁判官)であった。黒沢被告の公判で笹本被告の供述調書が証拠採用され、笹本被告が「水道課長として勤務していた当時(2005〜07年)などに業者から依頼され、指名競争入札で要望通りの選定案を作成し、謝礼として現金をもらった」と捜査当局に供述していたことが明らかになった。
供述調書では、「ほかの職員からも、そうした指名業者のセット(選定)をしてやった話を聞いている」と、市役所で“不正”が横行していた可能性や、元市教委教育総務課長補佐、沼田清司被告(56)に不正を指示した際、かつての自分の不正を踏まえ、「後でお礼がもらえるから」と告げていたこともわかった。
市によると、笹本被告は05年4月〜07年3月の2年間、市(旧神栖町含む)で水道課長を務めた。単純収賄の公訴時効は5年で、加重収賄の時効は10年。捜査当局はこれまで笹本被告を収賄罪で立件していない。
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公判では、3被告とも起訴事実を認めた。
冒頭陳述によると、黒沢被告は由波被告から依頼を受け、指名競争入札で要望通りの「メンバーセット(業者選定)」と予定価格を教えてもらうため、笹本被告に「業者の組み合わせとかお願いしたい。部長からお話ししてもらえませんか」と電話。笹本被告は、沼田被告に「よろしく頼むよ」などと指示していた。
談合の協力業者は、黒沢、由波両被告がつくば市内の喫茶店などで決め、希望業者をメモに書き、沼田被告に手渡すなどしていた。
予定価格の漏えいの手口も判明した。08年5月の入札では由波被告が庁舎に出向き、「おいくらくらいになりますか」と、いくつかの価格を書いたメモを沼田被告に見せ、沼田被告が2500万円にうなずく形で伝えた。同10月の入札では、由波被告が電話で「ご予算は1100万円くらいですか」と予定価格を尋ね、沼田被告が「それで大丈夫」と答えていたという。
笹本、沼田両被告は旧神栖町役場で約4年間、上司と部下の関係にあった。黒沢被告は約20年前、営業で役場を訪ねた際に笹本被告と知り合った。由波被告は官公庁への働きかけの報酬として、黒沢被告に月10万円を渡していた。黒沢、由波両被告は贈賄罪で追起訴されており、次回5月の公判で審理される。
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ばか
2019/7/9(火) 午後 2:02 [ mkt***** ]