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東海・東南海・南海地震の同時発生想定 政府が防災訓練20100901朝日
「防災の日」の1日、全国35都道府県で防災訓練があり、約67万8千人(内閣府まとめ)が参加した。政府は今回初めて東海、東南海、南海地震の同時発生を想定した訓練を実施。菅直人首相や閣僚が首相官邸に集まって、大きな被害が予想される静岡県などから被災状況の報告を受けた。
政府の訓練は、マグニチュード(M)8.7の地震が和歌山県南方沖で午前7時ごろに起きたという想定で始まった。菅首相と閣僚らが参加した緊急災害対策本部会議では、震度7から6強の揺れがあったと想定した静岡、三重、高知の3県と首相官邸とを災害時専用の防災無線で結び、建物倒壊や人的被害などの情報を集めた。
東京湾アクアラインの海ほたるパーキングエリア(千葉県木更津市)では、首都直下で地震が発生したと想定し、多重事故で発生した負傷者をヘリなどで医療拠点となる海上の巡視船に運ぶ訓練が行われる。
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〈東海・東南海・南海地震〉 駿河湾から四国沖にかけての海底下にあるプレート境界を震源として起きるマグニチュード8前後の巨大地震。1707年には三つの地震が同時に発生。1854年には東海・東南海が連動して起き、約32時間後に、南海地震が発生したとされる。政府の地震調査研究推進本部は今後30年以内の発生確率を東海地震が87%、東南海地震が60〜70%、南海地震が60%と予測している。三つの地震が同時に発生した場合、中央防災会議は最大で死者約2万5千人、被害額81兆円と試算している。
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