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日本道路、音力発電/車両通過時の振動で発電/舗装埋設型、1年後にも実用化へ20101025建設工業

 日本道路は、音力発電(神奈川県藤沢市、速水浩平代表取締役)と共同で舗装埋設型発電床を開発した。車両が舗装上を通過する際に発生する振動エネルギーで発電するもので、日本道路の技術研究所(東京都大田区)で行った実証実験で、課題となっていた発電床の耐久性・耐水性を確認。早ければ1年後にも実用化段階に入る。現状では瞬間的な発電にとどまっているが、蓄電装置と組み合わせれば、電力の安定供給も可能になる。

 発電床の名称は「(仮称)レインボーエコフロア」。スピーカーなどに使用されている圧電素子を備えた発電装置が、振動エネルギーを電気エネルギーに変換する仕組み。発電装置は音力発電が開発した。発電床は、屋内施設などに設置されているケースはあるが、道路に設けられた事例はないという。日本道路が同社に舗装への適用を持ちかけ、3年前に共同開発に着手した。

 厚さ3・5センチの発電装置を埋設した舗装上を車両が通過すると、圧電素子がひずみ、発電する。車両の重さや圧電素子の数に応じて発電量は増減するが、実証実験での発電量は大型車で1秒当たり4・3ワット、小型車で3・8ワット程度。例えば100メートルの区間に発電床を敷き並べ、そこを大型車が通過すると計3万1000ワット/秒を発電する計算だ。発電装置は水に弱いため、装置の周囲に透水性樹脂舗装を施工し、装置の横にはシーリング材を設けて防水性を高めた。耐久性も確保した。技術研究所で実験的に設置した発電床は、電線でLED照明(8個)が組み込まれた安全標識板と接続。車両が通ると標識板の「出庫中注意」の部分が光る。費用は1ユニットで20万円。

 今後は、構造などの検討をさらに進め、耐久性と耐水性の向上を図るとともに、蓄電技術との融合を目指す。交通量の多い都市部や電気が通っていない山間部での適用を想定。案内標識など小型の電力機器やセンサーなどの電力を賄えるとみている。

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