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新潟市笹口小、震災影響で入札中止/下山小、沼垂小改築も白紙20110414建設通信
新潟市は、東日本大震災の影響で予算執行上の支障が生じたとし、笹口小学校改築工事の入札公告を中止した。市の担当者は、「今後の見通しは立っていない」とし、先行きは不透明な状況だ。
同市は、文部科学省が毎年4月ごろに通知する「2011年度公立学校予定施設整備の執行について」に同工事が補助採択予定に盛り込まれていたことから、8日に入札を公告した。
しかし、今週に入り、新潟県を通じて同省に補助内示の見通しを確認したところ、震災の復旧・復興に伴い2011年度予算の5%執行が留保されることや、公立学校整備に伴う補助対象事業が今年度の配分額を上回ったことなどを理由に補助内示が確約できないとの回答を受けた。
このため、同市は、工事費を裏付ける財源を確保することができなくなったとして、12日に入札公告を中止した。
例年であれば補助採択予定の工事は5月から6月に内示され、交付決定を受けるが、同工事を含め、今年度の補助採択予定である下山小学校改築工事、沼垂小学校改築工事などのスケジュールも白紙の状態となっている。
市の担当者は、「補助金の内示や交付決定が遅れることはこれまでもあったが、今回のようなケースは初めて」と困惑している。
同市は、今回の事態を踏まえ、学校施設が災害における緊急避難所の役割を果たすことや経済対策としての工事発注の遅れなどを懸念し、早期着工に向けた要請を実施する考え。
補助対象工事の必要性などを示した資料を19日までに新潟県に提出し、翌20日に県を通じて文科省に要望する予定だ。
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