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【浜岡原発停止】「切迫度、東海地震の方が大きい」 内陸に多数の活断層20110509SankeiBiz

 日本では東日本大震災や東海地震などの海溝型地震だけでなく、内陸直下型を引き起こす活断層も多数ある。東海地震が浜岡原発の停止理由とされた一方で、周辺に活断層がある原発も少なくない。ただ専門家は「地震の切迫度は東海地震の方がはるかに大きい」として、同列に論じるべきではないと強調している。

 プレート(岩板)がぶつかり合う日本列島では地殻にひずみが蓄積され、内陸に多数の活断層があり、大地震を起こすものだけでも約100カ所が知られる。

 原発建設の際は、活断層の有無を確認し、国の耐震指針に基づき安全性が評価される。周辺に活断層がないことが望ましいが、あったとしても耐震性が確認されれば許可される仕組みだ。

 活断層は一般に数千年から数万年の長い間隔で地震を起こす。これに対して海溝型地震は100年程度の短い間隔で地震を繰り返す違いがある。

 東海地震は、30年以内の発生確率が87%と非常に高い。一方、活断層は30年以内の発生確率が高くても数%程度。単純比較はできないが、一般に海溝型地震と比べ切迫度は低い。

 国は活断層が見つかっていない場所で鳥取県西部地震が起きたことを受け、原発の耐震指針を18年に改定。各原発で活断層の再調査が行われたが、現行指針では耐震性に問題はないと評価されており、周囲に活断層があったとしても直ちに危険とはいえない。

 東京工業大の翠川三郎教授(地震工学)は「活断層は活動間隔などがよく分からない場合もある。長期的な調査研究を行い、最新の知見を安全評価に反映させることが重要だ」と話す。

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