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セシウム汚染:校庭の土で除染実験 再利用可能に 福島20110812毎日
福島県建設業協会は11日、同県川俣町の町立富田小学校で、洗浄装置を使って校庭の土を水洗いし、除染する実験をした。除染後は元の場所に戻して再利用できるのが特徴。洗浄後の廃液には、放射性物質を吸着する処理剤を混ぜ、沈殿物を圧縮して固形化できるため、かさばらずに保管できるという。同協会は「汚染土を削り取って保管したり、埋めたりする従来の方法より優れている」と説明している。
処理剤は、放射性ヨウ素やセシウムなどを吸着して沈殿させる性質があり、金沢大の太田富久教授とクマケン工業(秋田県横手市)が開発。放射線量が毎時2.7マイクロシーベルトだった汚染土を洗浄装置に投入すると、約8割が0.4マイクロシーベルトまで下がり、再利用できる状態になった。
学校や幼稚園などの除染が課題になっている福島県では、7月末までに県内1752施設のうち334施設で校庭・園庭の表土除去が終了した。しかし、除去した土は、敷地内に穴を掘って埋めるなどしているケースが多い。同協会は、汚染土を再利用できるこの手法の導入を各自治体に提案していくという。【山田奈緒】
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