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コンクリート舗装道路が再評価/耐久性に優れ材料安定/国交省も活用へ取り組み20121212建設工業

 コンクリート舗装の道路が再評価されつつある。セメント協会(矢尾宏会長)の調べによると、国内のコンクリート舗装道路の割合は6%程度と、60%を超えていた1960年代のピーク時から急減したが、アスファルト舗装に比べ耐久性が高く、材料の安定供給も見込める点が見直されている。今後、高度経済成長期に整備され老朽化が進む道路の維持・補修でコンクリート舗装の活用が増える可能性もある。
 コンクリート舗装の道路は、国内では60年代初期まで主流となっていた。しかし、その後の急激な経済成長に伴う石油需要の増大により、▽経済性(初期コスト)▽施工性▽維持補修の容易性−などの観点から徐々にアスファルト舗装に取って代わられた。コンクリート舗装は養生期間を必要とするために早期交通開放が必要な既存道路の改修や都市内道路舗装ではほとんど使われなくなっていった。

 一方、コンクリート舗装には▽耐久性が高い▽材料の安定供給が可能▽大型車の燃費が向上−といったメリットがある。初期建設費用はアスファルト舗装に比べ高いものの、耐久性を加味すればライフサイクルコスト(LCC)の観点では優位ともいわれる。コンクリート舗装の課題への対応技術も最近は急速に発達してきた。早期交通開放に関する技術では、単位水量の少ない超硬練りのコンクリートを使用することで3日間で交通開放を可能とする「転圧コンクリート舗装」や、即日交通開放可能な「プレキャストコンクリート舗装」などの新技術の研究が進んでいる。騒音低減や走行性向上、補修工法に関する技術も発展してきており、アスファルト舗装との差はなくなりつつある。

 国土交通省は12年度から、耐久性に優れるコンクリート舗装の積極活用に取り組み始めた。13年度予算の概算要求にも「維持管理マニュアルなどの整備を図り、適材適所での更なる活用を推進」と明記しており、今後コンクリート舗装の採用が進むことが期待されている。


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