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北陸初、富山県が下水処理施設に小水力発電を導入20130128日経コンストラクション

 富山県は1月22日、下水処理施設を利用した小水力発電設備の完成を発表した。発電設備を設けたのは、高岡市二上(ふたがみ)の小矢部川流域下水道二上浄化センター。下水処理施設での小水力発電設備の利用は、北陸初となる。2月7日に現地で竣工式を実施し、発電を本格開始する。

 発電設備は「投げ込み式水車型マイクロ水力発電機」と呼ぶ形式で、最大使用水量は毎秒約0.85m3、有効落差は約2m。自動化装置や除雪装置などの製造を手掛ける北陸精機(富山県魚津市)が、富山県立大学と共同で開発した設備だ。同県では、既に農業用水路など二十数カ所で小水力発電を導入しているが、県内メーカーの設備を採用したのも今回が初めてのケースになる。

 二上浄化センターでは、下水処理水の放流落差を利用して発電機を動かす。処理水を河川へ流す経路に新たに導水路を加え、発電機を納めたピットへ処理水を流すようにした(下の写真と図)。最大出力は10kWで、年間発電量は約8万kWh。同センターが所内電力として使う。年間使用電力量の約0.6%を賄えるという。年間約74万円の電気料金の削減効果とともに、年間約33tのCO2削減効果を見込んでいる。

 この設備導入に伴う総事業費は約3200万円で、その50%を国土交通省の社会資本整備総合交付金で充当。残りは県と関係市が25%ずつ負担した。発電機本体の価格は約1000万円で、総事業費の残りは導水路やピットの建設費に充てた。「小水力発電は一般に農業用水路などでの利用が多いが、こうした下水道施設でも可能なことを県内の市町村に情報提供していきたい」(同県都市計画課下水道班の担当者)。県のPRが市町村での普及につながることも期待しているという。


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