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インフラの情報を一括して維持管理、兵庫県が10カ年計画20130201日経コンストラクション

 兵庫県は1月21日、同県内の市や町との懇話会で2013年度に「ひょうごインフラ・メンテナンス10カ年計画(仮称)」を制定すると発表した。橋や港湾、下水など18種類のインフラ施設を対象に、10年間の長寿命化計画や更新計画を一括して制定する。同県によれば、18種類もの施設のデータをまとめた維持管理計画の制定は全国で初めて。

 13年度から22年度までの10年間に実施するインフラ施設の補修や更新などの計画をまとめる。「一括して制定することで年度ごとの事業量や事業費を平準化できるとともに、維持管理に必要な費用などを県民に説明することもできる」(兵庫県県土整備部県土企画局技術企画課)。

 計画の制定には、「兵庫県社会基盤施設総合管理システム」を活用する。同システムは、18種類の施設の基本情報や点検結果などをデータベース上に統合し、施設の現状を把握するとともに老朽化の見通しなどを示すことで、維持管理の計画立案を支援するもの。地図情報とも連携する。データなどは外部のデータセンターに蓄積する構造なので、地震などで庁舎が被災した場合でも補修や更新などの事業を継続できる。

 同システムの構築は2011年11月にプロポーザル方式で発注。約1億7000万円の上限価格に対し、富士通・ニュージェック・長大JV(共同企業体)が約1億6800万円で落札した。12年1月から開発を始め、13年1月時点で地図情報の活用など、システムの一部の運用を始めている。

 長寿命化計画の対象となる施設は、主に橋と排水機場、水門・堰、矢板護岸、樋門・陸閘、下水処理施設、公園施設、港湾施設の8種類。舗装とトンネルの付属物、道路付属施設、道路情報管理施設、除雪機械、消雪施設、河川情報管理施設、ダムの機械施設、潮位などの観測施設、空港の照明施設などの10種類は、更新を前提として計画を制定する。

 兵庫県が管理する橋は、約4700橋。維持管理が必要な港湾の施設は合計で約1500カ所に及ぶほか、排水機場は46カ所に上る。制定後は維持管理の計画を定期的に見直していくという。


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