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環境配慮型高強度コンクリ/国内初 80Nで大臣認定/大成建設20130207建設通信

 大成建設は、コンクリート材料の7割に産業副産物を使った環境配慮型の高強度コンクリートを開発し、国土交通大臣認定を取得した。設計基準強度の範囲は70−80ニュートン(N)。環境配慮型コンクリートが、このレベルで認定を取得するのは国内初という。製造時などに発生するCO2量は、同等強度の従来品と比べて約60%削減できる。一般的に材料全体の1割に混入されている副産物を7割まで増やしたにもかかわらず、従来品と同等の耐久性があることも確認済みだ。

 コンクリート材料のCO2排出量の大部分は、セメントに起因する。セメントの一部を高炉スラグ微粉末やシリカフュームなど産業副産物で置換することにより、CO2削減が図れる。

 一般に市販されている高強度用セメントの副産物置換率は1割程度で、これは環境配慮の観点ではなく、強度や流動性を向上させるのが主な目的という。大成建設ではこれまでに、置換率3割の高強度用セメントを実用化しているが、配合などを工夫することにより、置換率を7割まで引き上げることに成功、専用のプレミックスセメントを新たに開発した。

 また、中性化や凍結融解試験の結果、劣化は見られず、従来の高強度コンクリートと同等に、極めて高い耐久性を確保できることも実証している。

 今回開発した環境配慮型高強度コンクリートは、2012年12月10日付で大臣認定を取得。これにより実際の建築工事において、環境配慮型コンクリートを80Nという高強度の領域まで適用できるようになった。実験段階では、「100Nクラスまで強度を高められている」(渡邉悟士技術センター建築技術研究所建築構工法研究室材料チーム副主任研究員)という。

 同社では、環境負荷の小さい建設活動に役立てるとともに、顧客の多様な環境配慮ニーズに応える新技術として積極的にPRしていく方針だ。


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