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メトロ開発/リング継手に免震機能/SB継手改良し、変位吸収20130717建設通信
メトロ開発は、シールドトンネルセグメントのワンタッチ・リング継手「SB継手(スクリュー・ボルト・ジョイント)」に免震性能を持たせた製品を開発、販売を始める。この継手は、地震時にリング間の引張変位を吸収する上、継手のピンが嵌合状態でも動くので施工時変位にも余裕が確保できる。SB継手はこれまでに19万本の販売実績を持っているが、同社では今後、シールドトンネルの発進部や急曲線部などを対象に販売拡大を図る。
SB継手は、メス側のケース内に8本のボルトが円形に格納され、テーパーの付いた前蓋で格納されている。オス側もねじ付きボルトになっており、オスボルトが挿入されるとメス側のねじ山と嵌合して固定される。
引張力が発生するとメスねじ群がテーパーで押し付けられ、嵌合力が増す仕組みだ。
これまでの継手は、メス側の前蓋が嵌合力を増すための役割だけを担っていたが、免震タイプは前蓋をテーパーリング、免震材、前蓋に3分割した。このタイプでは、オスボルトに引張力が生じると、ウレタンゴム製の免震材が縮み、リング間の応力を吸収する。地震時にセグメントリング間の目開きを3mmから5mm程度まで防ぐ。
免震タイプの継手コストは、これまでのものと比べて1本当たり数百円程度のアップで抑えられるといい、今後さらに改良してコストダウンする予定だ。
SB継手は2006年に、同社と小泉淳早大社会環境工学科教授、ジョイント工業(本社・東京都葛飾区)などで開発、08年6月に初めて現場導入した。
これまでに径3−6mの下水、電力、共同溝、鉄道などのシールドに導入されており、今回の免震タイプは海外の地下鉄シールド工事からも引き合いが来ているという。
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