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八ツ場ダムの本体工事費計上、5年ぶり20130909日経コンストラクション
国土交通省は2014年度予算の概算要求で、群馬県にある八ツ場ダムの建設事業に、本体工事費を含む50億円5100万円を計上した。自治体の負担分を含めた事業費は99億3100万円に上る。本体工事費を計上したのは、09年度予算以来で、5年ぶりとなる。
自民党政権下の09年度、国交省は本体工事に着手するため同年度予算の事業費で225億円を計上。しかし、同年8月の衆院選で民主党が政権の座に着いたのをきっかけに、本体工事の入札を延期。以降、予算に本体工事費を計上していなかった。
ただし、道路や鉄道の付け替え、用地補償などの生活再建事業については、政権交代後も引き続き予算を計上していた。13年3月末時点で、用地取得は90%、家屋移転は94%、鉄道の付け替えは90%、国道の付け替えは92%と、生活再建事業の9割以上が完了している。
昨年12月に、自民党が再び政権に着くと、13年度予算では作業ヤードや骨材プラントヤードの造成、工事用道路の仮締め切りなどの本体工事に必要な関連工事費約18億円を計上。本体工事への準備を着々と進めていた。
一方、国交省は8月6日、八ツ場ダムの完成時期を当初の目標である15年度から19年度に延期することを表明。総事業費は、設計や施工の工夫によるコスト削減を見込んで、従来の約4600億円のまま据え置いている。
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