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東急建設/自走式の多機能運搬台車を開発/大型PC床板を省力・省人化施工20140724建設工業

 東急建設は23日、大型PC(プレストレストコンクリート)床板を設置する「多機能運搬台車」を開発し、実現場に導入したと発表した。狭小地で大型クレーンが設置できない敷地条件でも、重量物の据え付け工事が少人数で行える。自走式で、上下、前後、左右の微調整ができ施工精度も高まる。今後、都心部でPCa(プレキャストコンクリート)部材を施工できる技術としてアピールし、受注に結び付けていきたい考えだ。

 多機能運搬台車を導入した現場は川崎市幸区の幸区役所庁舎改築工事。建物はRC一部S・SRC造(免震構造)4階建て延べ約8400平方メートルの規模。設計・監理を日本設計、施工を東急建設・ハヤカワ・沼田工業・高橋建設興業JVが担当している。6月末の進ちょく率は47・4%。工期は15年2月まで。

 現場作業の効率化を図るため大型のPC床板を採用したが、敷地に余裕がなく大型クレーンの設置が困難だった。そのため、PC床板を積載して自走し、揚重、位置の微調整、据え付けも安全に行える高性能な運搬台車を開発した。

 PC床板のサイズは長さ15・9メートル、高さ1・15メートル、幅1・595メートル。重さは15トン。

 多機能運搬台車は、重量物を運ぶ軌道走行用の運搬車を陸上向けに改良。駆動部車輪部分は特許を取得している。架台部は上下、前後、左右にミリ単位で微調整ができ、さまざまな据え付け工事に対応可能だ。現場では1日当たり6ピースのPC床板を設置している。バルコニーのPC板を含めて1フロアを10日で施工。作業員2人(クレーンの場合は4人)で据え付け作業を行っている。

 同社は今後ますます現場のPCa化・PC化が進むとみており、都心の狭小地でも大型で重量のある部材を高い精度で設置できる技術を積極提案していく方針だ。


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