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竹中工務店/防振・耐震天井システム開発/音楽ホールや複合映画館向けに提案20140728建設工業

 竹中工務店は25日、つり天井で遮音性と耐震性を両立する防振・耐震天井システム「OTO−LESS(オトレス)耐震天井」を開発したと発表した。地震による揺れを防ぐためのブレースの下端と天井面の間に特殊な接合金物を設置。音の伝播を防ぎながら、地震時に天井の脱落被害を防ぐ。高い遮音性が要求され、多くの人が集まる音楽ホールやシネマコンプレックス(複合映画館)などのつり天井の脱落対策として提案する。

 音楽ホールやシネコンでは、演奏音や上映音が他の部屋や外部に、また外部の音が室内に騒音として伝わらないようにするため、防振機構のあるつり天井を採用するのが一般的。防振金物で振動を絶縁し音の伝播を防ぐ仕組みになっているが、耐震天井にするためブレースを設けると音(振動)が伝わってしまう問題があった。

 同社が開発したのは防振と耐震を両立させたシステム。ブレースの下端と天井面の間に設置する特殊な接合金物は、平常時はブレースと天井面を絶縁して音の伝播を防ぐ「ゴムブッシュ」や、地震時の揺れに抵抗する「ロックボルト」などで構成する。ゴムの反発力で揺れが収まると、ロックボルトが元の位置に戻り、ブレースと天井面の絶縁状態を保つ。

 国土交通省が4月に施行した天井脱落対策に関する告示(771号)では、天井高6メートル、面積200平方メートル、1平方メートル当たりの質量2キロを超えるつり天井を「特定天井」とし、地震時の天井脱落防止対策を義務付けた。新システムは特定天井にも対応可能。新築だけでなく、改修にも適用できるという。竹中工務店が基本的な仕組みを考案し、特許を申請。同社とオクジュー(大阪市北区、熊本辰視社長)とで金物形状などの開発や実施設計を行った。オクジューが新システムを9月にも商品化する予定だ。


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