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パスコ/空間情報技術で物流支援/拠点配置や配送計画立案、車両の動態把握も20141014建設工業
パスコが、空間情報技術を活用した物流支援サービス事業を拡大している。拠点配置から配送計画立案、配車スケジュール管理、車両や作業員の動態把握までそれぞれの項目でシステムを提供。動態把握はクラウド対応の新システムを開発し、市場投入した。通販や運送などの業種以外に、生コンクリートや住宅設備、足場など建設資機材関連の企業に対してもシステム導入の提案活動を強化している。
同社は、保有する道路ネットワークデータや経路検索エンジン、地理情報システム(GIS)などの空間情報技術を活用し、物流業務のプロセス改善につながる支援サービス事業を展開している。インターネット通販の急拡大に加え、東日本大震災以降、事業継続の観点から災害発生時の「災害時初動支援」や「サプライチェーンリスク評価・管理」などの需要も増加。物流支援ソリューションは今後の成長が期待できるとみている。
拠点配置シミュレーションは、物流施設と配送先の位置関係からサービス提供能力や配送の効率性を評価し、拠点整備戦略の立案を支援する。配送計画の策定支援と配車スケジュール管理は、これまでベテラン社員の経験に頼ることが多かった業務をシステム化したもので、急な時間変更などにも柔軟に対応できる。
地図情報を活用し、時間や距離など必要な情報を数値化して提供できることが、さまざまな空間情報技術を扱う同社の強み。トレーサビリティーなど、顧客に対する責任をトータルで提案できることも事業拡大に向けた武器になる。配車スケジュール管理と動態管理はシステムをバージョンアップし、新製品を市場に投入。今後、システムのラインアップをさらに充実させ、クラウド対応の標準化も検討している。
物流支援システムの派生技術として、経路検索技術と倉庫管理技術を組み合わせた「倉庫レイアウトシミュレーション」システムも開発。倉庫のどの棚にどのような商品を置けば効率的に活用できるかなど、庫内作業を改革・改善するサービスも提供している。
個別のシステムをさまざまな業務に展開することが可能。東日本大震災後、がれき処理に動態管理システムが活用された実績もあるという。物流の効率化を図る動きは今後も続くとみており、システムの高度化など技術・システム開発を進めるとともに、需要開拓に向けた営業活動を強化していく考えだ。
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