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戸田建設、コーリョー建販/RC梁貫通補強工法を開発/近接開孔が可能に20141126建設工業
戸田建設は、建設資材メーカーのコーリョー建販(東京都文京区、大田真司社長)と共同で「RC梁貫通補強工法」を開発した。設備配管などを通すために開ける円形孔を、従来よりも近接して設けることができる。円形開孔の中心間隔はこれまで「開孔径の3倍以上が望ましい」とされてきたが、同工法を採用すれば中心間隔を最小2倍までに近接して配置できる。設備配管の集約配置が可能になり、より高い天井高の確保などが可能になるという。
同工法は、開孔の強度を担保し周囲の損傷を軽減するため、二つの開孔の間に「X形補強筋」と呼ぶ鉄筋を配置する。開孔を近づけてもX形補強筋の効果で強度が保たれ、安全な建物が設計できるようにした。中心間隔を3倍以上にした従来工法と比較し、大きな地震力を受けても損傷を受けず、大きな力で変形しても急激な耐力低下が起きないことを試験体による加力実験で確認済みという。
既に日本建築総合試験所(GBRC、辻文三理事長)から建築技術性能証明を取得。同工法の採用がスムーズに行える環境を整えている。開孔の間隔を広く取ることで、設備配管を迂回(うかい)させたり、空間確保のために下がり天井にしたりなど、設計の自由度を低下させる要因を排除できる。同社は、より高い天井高を確保し広い室内空間を実現する技術として、設計提案に盛り込んでいく考えだ。
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