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三井住友建設/カンボジアに「つばさ橋」完成/日本との友好のシンボルに20150410建設工業
三井住友建設は9日、カンボジア・カンダル州で10年12月から建設を進めていた「ネアックルン橋」が完成したと発表した。日本政府の無償資金援助案件で、フェリーで渡河していたメコン川を道路橋で直接渡れるようにした。6日に現地で開通式が行われ、カンボジアのフン・セン首相や西村明宏国土交通副大臣らが出席し、完成を盛大に祝った。橋は正式名称として1月に「つばさ橋」と名付けられている。
橋の建設地は首都プノンペンから国道1号を南東に約60キロ行った地点。主橋部分は3径間連続PC斜張橋で、高さ121メートルの主塔2基がコンクリート製の橋桁を支える構造。アプローチ橋は東・西側合わせて1500メートルを超え、アプローチ道路は全長3245メートル。工事総延長にして5460メートルに達する大規模工事となった。設計は長大・オリエンタルコンサルタンツJVが担当した。
カンボジアの国道1号は、アジア・ハイウエーのうち、東はベトナム最大の経済都市ホーチミン、西はプノンペンを経てタイの首都バンコクと、インドシナ半島南部を国境を越えて東西に結ぶ「南部経済回廊」の一部。ボトルネックとなっていたメコン川渡河地点に橋が開通したことで、物流や人の流れが大幅に円滑化すると期待されている。
橋の工事は「ネアックルン橋」の名称で始まったが、1月に行われた橋の中央部の橋桁を結合する閉合式で日本名の「つばさ橋」と正式に命名された。カンボジア通貨の新500リエル紙幣にも同橋が描かれるなど、日本とカンボジアの友好のシンボルとしての期待も高い。橋の完成がカンボジアの発展に大きく寄与すると評価され、三井住友建設の北田郁夫ネアックルン橋建設工事作業所長に勲章が授与された。
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