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大成VS竹中、新国立で火花 技術提案書公表 年内に業者選定20151215Sankeibiz

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の新たな建設計画で、設計・施工業者を決める日本スポーツ振興センター(JSC)は14日、総工費や工期、外観イメージなどを記載した応募業者の「技術提案書」を公表した。応募したのは2陣営で、総工費はA案が約1490億円で、B案が約1497億円だった。

 業者名は非公表だが、応募した2陣営は、大成建設などの共同企業体(JV)と、竹中工務店と清水建設、大林組の3社が組んだJVとみられる。政府は上限を1550億円に設定していた。国際オリンピック委員会(IOC)が20年1月を希望する完成時期は、2案とも19年11月末を提案した。

 両案ともコンセプトに「杜のスタジアム」を掲げ、緑豊かな明治神宮外苑地区の周辺環境との調和を重視。白紙撤回された旧計画で約70メートルと圧迫感があった建物の高さはA案が49.2メートル、B案は54.3メートルに抑えた。共に伝統的な和風建築の要素を取り入れて木材を積極的に活用するとした。

 業者決定前の応募内容公表は極めて異例で、選考の透明性を高めるのが狙い。JSCは審査委員会が独自の基準で提案書を評価する一方で、ホームページで国民からの意見を募り、選手の声も聞く。

 業者は年内の関係閣僚会議で正式決定し、その後発表される。

                   ◇

【用語解説】新国立競技場

 東京都新宿区の旧国立競技場の跡地に新設し、2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる。旧計画は総工費が2520億円に膨らんで批判が高まり、7月に安倍晋三首相が白紙撤回を表明。政府は8月末、総工費の上限を1550億円とする新整備計画をまとめた。事業主体の日本スポーツ振興センターは設計・施行を担う業者の選定やコスト面をチェックするため、建築の専門家らによる審査委員会を設置。年内に業者を決め、20年1月の完成を目指す。


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