|
NEC/土砂斜面の崩壊危険性「見える化」システム発売/水分量からデータ分析20160629建設工業
NECは、土砂に含まれる水分量から斜面の崩壊の危険性の変化をリアルタイムに「見える化」する「土砂災害予兆検知システム」の販売を開始した。土砂の▽重量▽粘着力▽摩擦▽土中の水圧−の4指標を分析し、斜面崩壊の危険性を計測する。住民に対する迅速な避難勧告などに役立つという。
システムは、斜面に設置して土砂に含まれる水分量を測定するセンサー子局と、複数のセンサー子局の測定データをまとめてクラウドに送信する中継局、測定データを蓄積・解析するクラウドサービスで構成する。
斜面崩壊の危険性を求める解析モデル「斜面安定解析式」を活用することで、水分量センサーを斜面に設置するだけでリアルタイムに斜面の崩壊の危険性を可視化できる。雨量や土砂に含まれる水分量が変化する状況をデータとして蓄積することで、過去の災害発生時や災害には至らなかった場合と現状の測定値を比較することも可能になる。
センサー子局は電源工事が不要なバッテリー稼働で、2年程度の長期間稼働が可能。通信も免許申請が不要な920メガヘルツ帯特定小電力無線を利用する。データ蓄積・解析機能はクラウドサービスとして提供。これらにより、低コストでのシステム導入・運用を実現できる。
同社は、綜合警備保障が提供する24時間365日監視サービスとの連携を検討しており、両社で実証実験を実施している。
販売価格は、1斜面当たり初期費用690万円に加え、サービス提供料として月額7万円から(センサー子局3台、中継局1台、設計・設置工事費込みの場合)。今後3年間で200システムを目標に販売する。
|