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東京都市大、東急建設ら/宇宙探査に向け共同研究開始/月面での建設資材生産技術など20160630建設工業
東京都市大学や東急建設などで構成する研究チームが、宇宙探査に向けた共同研究を開始した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内部組織で、異分野の人材・知識を集めて研究する「宇宙探査イノベーションハブ」が、宇宙探査に向けて研究テーマを募集していた。研究チームは▽月面での建設資材の現地生産技術▽地盤推定手法の確立−の2件について提案し、採択された。このうち、建設資材の現地生産技術については、東急建設が代表機関となって研究を進める。
月面での建設資材の現地生産技術は▽東急建設(代表機関)▽東京都市大▽日東製鋼−が共同で研究。セメントや水がほとんどない月面で、基地の建設資材を作るシステムの構築を目指す。東急建設が既に研究を進めているロボットを使って月面拠点の周囲に擁壁を築く「ルノー・テキスタイル工法」を軸に、新たな建設資材の生産を実現する。
共同研究1年目に全体システムと要素技術、プロセス技術などを開発。3年目には実験や試作試験により、システム要求の実現性の確認を行う段階まで移行する。
地盤推定手法の確立では▽東京都市大(代表機関)▽ジャパンホームシールド▽日東精工▽東急建設−が共同で研究に当たる。軟弱層を含む宅地地盤の健全性評価に用いられている「スクリュードライビングサウンディング(SDS)」と呼ばれる地盤調査法で培った知見を基に、アースオーガーの掘削情報から地盤定数を逆推定する手法の確立を目指す。
安定した地盤推定が可能な手法をアルゴリズムとしてまとめ、地上に模擬的な月面地盤をつくり検証を行っていく。
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