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安藤ハザマ/作業員の疲労評価システム開発/ウエアラブルセンサーで定量化20160701建設工業

 安藤ハザマは6月30日、センサー技術・カオス解析ベンチャーのTAOS研究所(横浜市港北区、苗鉄軍社長)と共同で、建設現場で働く作業員の疲労評価システムを開発したと発表した。ヘルメットの下にウエアラブルセンサーを着用し、身体的・精神的疲労をリアルタイムで評価する。15年度に複数の現場で実証試験を行い、システムの有効性を確認した。心身の変調が自覚症状に表れない段階で現場管理者や作業員本人に警告できる。熱中症の予防や労働災害の防止に役立てる。

 開発した「Vital Eye(バイタルアイ)」は、ヘッドバンド型のウエアラブルセンサーで作業員の脈波と体温をリアルタイムで測定する。ヘルメットには計測デバイスを装着。温度・湿度を測定して暑さ指数(WBGT)を算出し、一人一人の作業環境を把握する。

 これらの測定データは、通信機器を介してクラウドに自動転送され、専用の解析プログラムにより脈波などのバイタルデータを評価する。TAOS研究所の高度な解析技術で脈波の変動から自律神経バランスの乱れを分析することで、身体的・精神的疲労の定量的な評価を可能にした。

 この評価結果は、管理モニターで現場管理者が確認できるほか、身体的・精神的疲労に変調が確認された場合は、現場管理者や作業員本人にリアルタイムで警告を発信することもできる。

 建設現場では近年、作業員の高齢化、生活習慣病の増加、メンタル不調による離職者の増加などを背景に、作業員の心身的な健康状態を日常的に管理する重要性が一段と高まっている。これまでの管理手法は、現場朝礼時の問い掛けや作業員本人の自己申告によるチェックが一般的だった。

 両社は今後、システムの現場運用を通じ、バイタルデータ評価手法の高度化を図り、熱中症の予兆や疲労蓄積の評価精度を向上させていく。


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