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東京都/五輪競技4施設の基本設計概要公表/16年夏からアーチェリー会場盛り土実施20160705建設工業
東京都オリンピック・パラリンピック準備局は、2020年東京五輪の競技施設として都内に整備する「大井ホッケー競技場」「有明テニスの森」「カヌー・スラローム会場」「アーチェリー会場」の4施設について基本設計の概要を明らかにした。アーチェリー会場の整備では、予選会場の敷地を整える盛り土工事を今夏から実施する。
メーンピッチとサブピッチで構成する大井ホッケー競技場は、大井ふ頭中央海浜公園(品川区八潮3、大田区東海1)内に整備する。メーンピッチとなる敷地には2600席の観客席を有するメーンスタンドを新築。東京五輪の開催時には、仮設を合わせ約1万席を確保する。サブピッチでは、既存スタンドの内外装と設備の改修、エレベーターの増設を行う。
工事の際は、多摩地域で産出された木材を積極的に活用する方針を固めた。貴賓室などの内装は木質化する。観客席の整備に当たっては、車いす席のスペースを確保するとともに、同伴者席の併設を図る。コートの広さはサッカー、ラクロスなどホッケー以外のスポーツが可能な規模とする。
有明テニスの森の整備では、現在の有明テニスの森公園(江東区有明2)にある有明コロシアムを改修するほか、屋内テニスコートや芝生広場、観客席(恒設3000席、仮設2000席)が付随する屋外テニスコート(ショートコート1)などの設置を行う。敷地周辺には歩行者空間を確保する。
カヌー・スラローム会場は、葛西臨海公園に隣接する都有地(江戸川区臨海町6)に新設。延長200メートル(平均幅10メートル)の競技コースや、同180メートルのウオーミングアップコースなどを配置する。競技コースには、水の流れに変化が付くようコース幅を拡張した部分を3カ所設ける。ウオーミングアップコースには高低差を付けず、ポンプで流れを生み出すようにする。
建設地には、緩い砂層や粘性土層などが分布する軟弱地盤が確認されていることから、管理棟(S造2階建て延べ1500平方メートル)や、ろ過施設などの建築物の基礎には杭を打ち、強固な構造とする。
アーチェリー会場は、夢の島公園(江東区夢の島2)内に整備する計画で、恒設の予選会場と仮設の決勝会場で構成する。予選会場の盛り土工事(養生含む)は今夏から19年度にかけて行う。軟弱地盤対策として、盛り土は地盤の沈下を観測しながら、1日に約5センチずつ進める。
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