|
石井啓一国交相/未来への成長分野で経済対策検討/高速交通網整備や強靱な国づくり20160713建設工業
石井啓一国土交通相は12日の閣議後の記者会見で、安倍晋三首相が石原伸晃経済財政・再生相に取りまとめを同日指示した経済対策について、未来への成長につながる分野で必要な施策をしっかり検討していくとの考えを示した。具体的には、リニア中央新幹線や整備新幹線など高速交通ネットワークの整備や、自然災害に備えた強靱(きょうじん)な国づくりなどを列挙。地方、都市それぞれバランスの取れた効果を発揮する経済対策を検討する考えも示した。
安倍首相は経済対策のキーワードに「未来への投資」を掲げ、安倍政権の経済政策アベノミクスの恩恵が行き渡っていないと指摘される地方への投資を促進すると表明。リニア中央新幹線の東京〜大阪間全線開業を現行計画の2045年から最大8年前倒しすることや、整備新幹線の建設加速などを打ち出した。
これを受け石井国交相は、訪日外国人観光客4000万人時代に向けた環境整備、財政投融資(財投)の活用によるリニア中央新幹線・整備新幹線など高速交通ネットワークの整備、熊本地震からの復興施策、自然災害に備えた強靱な国づくりなどを検討していくと表明。経済対策の効果を地方、都市でバランスよく発揮させる方針も示した。
16年度補正予算についても言及。補正の規模や中身によると前置きした上で、「安倍首相はアベノミクスをさらに加速させるために(補正予算を)実施する。大きな効果をもたらすような中身にしていきたいと思っている」と述べた。
リニア中央新幹線の整備前倒しと整備新幹線の建設加速に向け、政府の17年度予算編成方針「骨太の方針」にも財投制度の見直しが盛り込まれている。
|