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JR東日本/突風探知へ高性能レーダー設置/山形県酒田市に7月着工、観測範囲が拡大20160714建設工業

 JR東日本は突風に伴う列車事故の防止に向け、羽越本線が走る山形県酒田市内に高性能ドップラーレーダーを設置する。月内に設置工事に着手し、16年度中の完成を予定。突風を探知して列車の運転を規制するシステムの実用化に取り組む。施工者は非公表。設置工事費は約3・5億円。

 ドップラーレーダーでは上空にある雨など降水粒子からの反射波を用いて粒子の速度と方向を把握し、接近状況などを計測できる。

 高性能レーダーの設置場所は酒田市黒森葭葉山646の3。日本海沿岸から内陸側に約2キロ入った地点で、突風の発生域である海域に近い。

 既設のドップラーレーダーは沿岸から約10キロ離れた余目駅にあり、新設レーダーではより早期の突風探知が期待できる。

 新設レーダーのアンテナ径は2・0メートル(現行レーダー1・2メートル)、観測範囲は半径60キロ(同30キロ)となり、観測精度の向上や観測範囲の拡大が図れる。新レーダーの設置後、余目駅の既設レーダーは撤去する。

 JR東日本は05年12月に発生した羽越本線砂越〜北余目間の列車事故を受け、07年に余目駅にレーダーを設置して気象庁気象研究所と共同で突風探知の研究開発を進めてきた。

 開発中のシステムではドップラーレーダーによって上空の雨粒の動きから渦を探知し、その渦が線路に近づく場合に警報を発して列車の運転を規制することを想定している。


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