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奥村組/立体自動倉庫のラック制震技術開発/脚部に転がり支承・減衰装置設置20160714建設工業

 奥村組は13日、物流施設や工場向けに立体自動倉庫の荷棚(ラック)の制震技術を開発したと発表した。自動搬送機の走路を挟んで向かい合うラックを2列1組とし、その頂部を横断方向に治具で固定して一体化するとともに、一方のラック脚部に転がり支承と減衰装置を取り付ける。ラックの固有周期を長周期化すると同時に減衰機能を付加することで、地震時の揺れを低減できる。

 巨大地震を想定した振動実験を行い、積み荷の重量や配置などを考慮したさまざまな条件下で安定した制震効果を発揮することを確認した。この技術を適用しない場合と比べ、ラックの揺れを最大で約4分の1に低減できたという。

 立体自動倉庫だけでなく一般のラック倉庫にも適用可能。新設に限らず既設のラックにも対応できる。荷物の保全や倉庫機能の維持など、震災時のBCP(事業継続計画)を支えるツールとして採用を積極的に提案していく。

 立体自動倉庫は、倉庫内を高さ方向に有効利用するため高層ラックを設置し、コンピューター制御の自動搬送機で荷物の入出庫などを行う。東日本大震災や熊本地震ではラックの積み荷が落下し、多量の荷物が破損したほか、その荷物が自動搬送機の走路をふさいだことで搬送機能が損なわれるなどし、復旧に多くの時間と労力を要する事例が発生している。


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