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JACIC、熊本大学/CIMモデル活用事例の冊子作成/マネジメント論も展開20160720建設工業

 日本建設情報総合センター(JACIC)と熊本大学大学院の小林一郎教授は、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)に関する人材育成のツールとして、交通結節点整備事業をはじめ多様な分野でのCIMの実践事例を通じてCIMの活用方策を学べる冊子「CIMを学ぶII〜見える化の技法と実務での応用〜」=写真=をまとめた。豊富な実践事例に裏付けられた「マネジメント論」も展開し、今後のCIMの導入・普及に向けた道筋を明示している。

 両者は昨年、実際の河川事業で調査・計画から設計、施工に至るまでCIMモデルをどのように活用したかをまとめた「CIMを学ぶ(河川激特事業でのCIMの実践事例)」を作成。今回はその第2弾で、八つの実践事例を紹介している。

 前回と同様、1件のプロジェクトでのCIMの活用状況を丹念に記録しており、CIMモデルを使ったスムーズな合意形成をイメージしやすいのが特色だ。

 筆頭の事例となったのは、熊本市中央区で実施された新水前寺駅地区交通結節点改善事業。熊本県、熊本市、JR九州など複数の発注者が存在する中、複数の構造物の新築、移設、解体などを同時期に行うことが求められていた。

 交通結節点という限られた空間の中で複数の施設が入り組み、それぞれの管理者が協議・調整しながら事業を進めていくため、CIMをマネジメントツールとして活用。CIMモデルの空間を連続利用するとともに、インターネット上の掲示板も活用して情報共有・合意形成にも取り組んだ。

 このほか、▽津屋原沼堤防施設計画事業▽筑後川橋・早津江川橋の設計検討▽大分川ダム建設事業▽地方大手建設会社(RC橋脚工工事現場)▽地下調整池構築▽渋谷再開発事業▽石巻市復興事業−の7事例を紹介している。

 CIMを活用したマネジメント論では、「CIMとはモデル空間を基盤としたICT(情報通信技術)活用による建設事業のマネジメント」と定義。モデル空間の活用による「形状・属性・話の見える化」をどのように駆使し、合意形成に取り組むべきかを記載した。

 冊子はJACICのホームページ(http://www.cals.jacic.or.jp/CIM/index.html)から入手できる。


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