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3保証/4〜6月の建設業景況、全地区で悪化傾向/7〜9月は悪化傾向「やや強まる」20160721建設工業

 北海道、東日本、西日本の公共工事前払金保証事業会社3社は20日、四半期ごとに行う建設業景況調査の16年度第1四半期(4〜6月)の結果を発表した。2415社(回答率89・7%)が回答。地元建設業界の景況感を示す景況判断指数(BSI)は、前期(1〜3月)のマイナス15・5からは1・0ポイント改善したが、7期連続で悪化傾向となった。次期(7〜9月)は悪い傾向がやや強まり、BSIはマイナス17・5と今期より3ポイント低下する。

 受注総額に関する4〜6月のBSIはマイナス12・0(前期比2・5ポイント改善)。うち官公庁工事がマイナス14・5(2・5ポイント改善)、民間工事がマイナス9・0(0・5ポイント改善)となった。いずれも前期よりやや改善したが、次期は再び減少傾向が強まる見通しだ。

 中でも官公庁工事の受注総額のBSIを見ると、政府が指示した16年度公共事業費の8割程度を9月末までに前倒し執行する影響は、現段階で次期見通しを含め限定的になりそうだ。

 資材価格に関するBSIは、プラス幅が前期の8・5から2・0ポイント上昇した。アンケートでは、価格が上昇した主な資材として「生コン・セメント」「棒鋼」「コンクリート二次製品」を挙げる回答が多かった。

 労務に関するBSIを見ると、次期も含め建設技能労働者の確保は困難傾向、建設技能労働者の賃金は上昇傾向が続く見通しだ。

 4〜6月の地元建設業界の景況感に関するBSIを調査対象全9地区別に見ると、最も低かったのはマイナス21・5の北陸。その主因として、昨年4月に長野〜金沢間で開業した北陸新幹線建設事業の工事が急減したことを挙げている。現在は北陸新幹線金沢以西区間の工事が進んでいるが、次期のBSIは今期よりさらに悪いマイナス24・5まで下がるとみる。

 東日本大震災の被災7県(青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉)の地元建設業界のBSIは、前期のマイナス0・5から11・0ポイント下がり、大幅に悪い傾向が強まった。次期は悪い傾向がさらに強まる見通しだ。


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