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ガイアートT・K/体感KY活動が効果/15年度は休業災ゼロ、創立以来初20160726建設工業

 ガイアートT・K(東京都新宿区、前山俊彦社長)が労働災害撲滅に向けて独自に取り組んでいる安全対策「体感KY(危険予知)」が効果を上げている。13年度に開始した取り組みは、作業を実際に行う現場で作業員が主体となって作業内容を確認しながら危険を事前に体感する活動。3年目となった15年度は労働災害・公衆災害の発生件数が前年度比67%減となり、創立以来初めての休業災害ゼロを達成。本年度も7月22日時点で災害発生件数は1件にとどまっている。

 体感KY活動は、これまで各現場で朝礼後に行っていたKY活動を進化させた独自の取り組み。災害に遭うのは、実際に作業する人という観点から、作業員自らが当日作業する現地で作業を始める前に作業内容を確認し、安全確保のための対策・措置をすぐに講じる。作業内容や場所の変更時にも実施する。

 導入初年度の13年度の災害・事故発生件数は13件と前年度より52%減少。以来、災害・事故は減少を続け、14年度は前年度比54%減、15年度は同67%減の2件と、導入前の12年度と比べると、件数は92%減少した。

 ただ前山社長が「単に災害がゼロになればいいわけではない。一番危険な現場の最前線で、実際に作業する作業員が感じる危険を排除するため、実効性ある取り組みを続けることが重要」と力を込めるように、危険に対する感受性や安全意識の高揚が活動の最大の目的だ。

 そのため毎年、取り組み内容を充実させ、社員、作業員一体の取り組みを推進している。15年度は女性社員による現場パトロールを初めて実施。「作業所内の通路の段差や整理整頓への指摘など、女性ならでは細やかな視点が作業環境の改善につながった」(吉留正一執行役員安全担当兼安全部長)と現場作業員からも好評という。

 16年度は「家族の顔を思い浮かべながら、家族や仲間を思いやる気持ちで安全に作業を進めてほしい」(前山社長)と、「ガイアくん」と「アートちゃん」という2頭の象のマスコットキャラクターを制作し、活動のさらなる浸透を図る。

 前山社長は「安全を極めることは、品質や環境、技術、受注、利益にもつながる。建設業界の安全ナンバー1を目指す」とさらなる安全レベルの向上を目指す考えだ。


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