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GLP/年1000億円前後の投資継続/帖佐義之社長「関東、関西とも需給ひっ迫」20160729建設工業

 グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP、東京都港区)の帖佐義之社長は28日、今後の事業戦略について記者会見し、ここ数年と同規模の年1000億円前後の開発投資を継続する考えを示した。帖佐社長は「関東圏も関西圏もまだまだ需給はひっ迫している。立地と(用地費や建築費の)価格を見極めながら引き続き開発に取り組んでいきたい」と話した。

 今年に入ってからは、6月までの半年で▽GLP吹田▽同枚方iii▽同神戸西ii▽同小牧ii▽同柏ii▽同五霞▽同川島−の7棟の新規開発(着工前の計画中物件を含む)に着手した。7棟の合計延べ床面積は約61万平方メートルに上る。

 関東圏では、特に首都圏中央連絡自動車道(圏央道)沿いを注力エリアとする。急激に高まる需要を反映し、同社に対する圏央道沿いの土地の紹介件数は開通発表前の1・8倍に増えている。GLP五霞(茨城県五霞町、17年5月着工予定)など以前は物流用地に適さなかったエリアでも大型物流施設を開発できるようになってきたという。

 関西圏も大型物流施設の空室率が低水準で推移しており、今後の需要が高いと見る。これまでは湾岸部に立地が集中していたが、帖佐社長は「ようやく内陸部でもまとまった土地を確保できるようになった」と述べた。

 新規開発するGLP吹田(大阪府吹田市、6月着工)、同枚方iii(同枚方市、17年春着工予定)、同神戸西ii(神戸市西区、10月着工予定)の3物件はいずれも内陸部に立地。今後も湾岸部と内陸部の両にらみで積極的に投資を行う。

 GLP小牧ii(愛知県小牧市、12月着工予定)の新規開発を決めた中部圏では、マーケットの規模に合った物流施設を提供していく方針。開発に当たっては「(事業採算性などを踏まえて)適地をより厳選しなければいけない」とした。

 テナント企業の多様化も進んでいる。最近は物流アウトソーシングを担う3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)事業者を通さず、荷主に直接賃貸するケースが増え、施設内の作業効率性や労働環境に対する要求も高まっている。帖佐社長は、総延べ床面積約32万平方メートルの物流施設3棟で構成するGLP流山(千葉県流山市)を「これまでの取り組みの集大成」と表現。倉庫用途に加えて工場用途の要求にも対応できる施設とする計画だ。

 3棟のうちGLP流山i(延べ約13万平方メートル)は9月の着工、18年2月の竣工、同ii(延べ約9・6万平方メートル)は11月の着工、18年5月の竣工を予定。同iii(延べ約9・1万平方メートル)は18年中の竣工を目指して調整している。いずれも設計・施工者は非公表。総工費は約590億円。


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