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国交省・毛利信二国交審議官が就任会見/ストック効果重点推進、キャリアシステム支援20160802建設工業
国土交通省の毛利信二国土交通審議官は1日、日刊建設工業新聞など専門紙各社と就任会見し、ストック効果の高い社会資本の整備を計画的・重点的に推進していく考えを表明した。建設業の生産性向上と担い手確保・育成に関する施策を着実に推進するとともに、地域防災力の強化や災害被災地の復興加速などに取り組む方針も示した。現場と行政間の情報共有の重要性も指摘し、「現場に謙虚に耳を傾ける。『ルック・サイト(現場)』『ルック・マーケット』の精神で臨みたい」と語った。
毛利審議官は、社会資本整備が安倍政権の経済政策アベノミクスの財政施策(第2の矢)だけでなく、「民間投資を誘発し、生産性を大きく向上させる社会資本整備は成長戦略(第3の矢)でもある」との認識を示した。その上で、人口減少時代でも経済成長するには「渋滞や荷待ち時間など社会に残る無駄・非効率を排除し、社会のベースの生産性を向上させる社会資本整備の計画的で安定的な推進が欠かせない」と強調した。
官民で検討を進めている「建設キャリアアップシステム」については、「(建設業は)人が支え、現場で成り立つ産業であり、担い手の確保育成は最重要課題。技能者の資格や就労履歴を統一ルールで蓄積することで、適正な評価、適切な処遇につながる」と期待感を示し、「国交省としても積極的にシステム構築を支援する」と述べた。
建設業の人材確保・育成策として、社会保険の加入促進や女性活躍の推進なども挙げた。国交省は社会保険加入の目標として「17年度をめどに許可業者単位で100%、労働者単位で製造業並み」を設定。毛利審議官は「(目標年次を目前に控え)これからが最も厳しく、非常に重要な時期になる。官民で努力を続け、目標をぜひ達成したい」と強調した。
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