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住友大阪セメント/モルタル乾式吹き付け工法、材工一体で普及活動/300m圧送可能20160803建設工業

 住友大阪セメントが、ポリマーセメントモルタルの乾式吹き付け工法「リフレドライショット工法」の普及拡大を目指している。最大300メートルの長距離圧送が可能なコンクリート構造物の補修工法の一種。圧送距離が30〜50メートルの湿式工法と比較して橋梁や地中のボックスカルバート内などでの施工効率が改善され、コスト削減を見込める。

 リフレドライショット工法は、セメントと骨材で構成する粉体「リフレドライショット」を圧送し、吹き付ける直前でポリマーエマルジョン(微粒子分散体)を添加した練り混ぜ水と混合して施工する乾式工法。湿式工法の場合、あらかじめ練り混ぜた材料を圧送・吹き付けるため、圧送距離に制限があり、施工後はポンプ内の清掃が必要になる。乾式は、湿式と比較して圧送距離が長く、粉体のため施工後の清掃コストが削減できるというメリットがある。

 一般的な乾式工法は、施工時に粉じんが舞ってしまったり、対象物に吹き付けた後に跳ね返ったり(リバウンド)するなどのデメリットがあった。リフレドライショット工法は、吹き付け材料自体を改良し、粉じんやリバウンドの発生を抑制。1層当たりの吹き付け量も100〜200ミリ(湿式は20〜30ミリ)と効率が良く、生産性向上にも貢献する。

 長距離の圧送が可能なため、橋梁の橋脚など高度のある構造物や、地下構造物などに対して優位性を持つ。橋梁や港湾、トンネル、上下水道などのコンクリート構造物の補修材料・工法として幅広く活用できる。

 同社はこれまで、主に建材事業の一環で粉体の販売を行ってきた。今後は、13年度に工法普及のために住友大阪セメントが中心となって設立した「リフレドライショット工法協会」(会長・中馬忠司エステック取締役技術部長)を中心に、材工一体での普及活動を本格展開していく方針で、材料の販売数量増加と工法普及の両立を目指す考えだ。


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