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兵庫県西宮市/第二庁舎整備基本計画案/延べ1・6万平米、中間免震採用20160804建設工業
◇DB方式検討、19年度着工めざす
兵庫県西宮市は、本庁舎の向かいに計画している「第二庁舎(危機管理センター)」の基本計画案をまとめ、2日開かれた市議会総務常任委員会に報告した。分散している庁舎機能を集約するとともに、災害時の拠点施設を設置。床面積は当初想定から1300平方メートル増え、約1万6300平方メートルにする。本年度に基本設計を委託し、その後は設計・施工一括発注(DB)方式を基本に検討を進める考えだ。12月補正予算に債務負担行為で設計費を計上する。今月中旬から同案に対する市民意見を募集する。
計画では、完成後60年以上が経過し、老朽化や耐震性に課題を抱える現教育委員会庁舎(六湛寺町、1486平方メートル)と隣接する西宮区検察庁跡地(974平方メートル)を合わせた敷地に第二庁舎を建設する。
規模は地下1階地上12階建て延べ約1万6300平方メートルを想定し、2階床下の中間層免震構造を採用。庁舎機能の集約と再配置を行い、大規模災害時の拠点となる危機管理センター(防災危機管理局)と消防本部をはじめ、総務局情報管理部や上下水道局、都市局、土木局といった災害発生時に連携を図る部署を配置する。大規模災害に備え、最上階に自家発電設備や受変電設備を設置し、危機対応要員の4日分の飲用水を確保。3000人分の非常用物資の備蓄も検討する。既存庁舎の解体費や防災情報システム整備などを含む概算事業費は97億8700万円。
発注方式は、地下水対策を含む準備作業を設計と並行して先行できることや、建設会社の技術力やノウハウを免震やコスト縮減などに生かせることからDB方式を基本に検討を進める。工期も3カ月短縮できる。
本年度内に基本設計の委託先を決め、17年度後半にDB手続き、18年度に実施設計に着手する。同年度内に解体工事を終え、19年度に建築工事、20年度内竣工を目指す。
第二庁舎の建設に伴い教育委員会は本庁舎に移転し、現上下水道局庁舎に保健所が入る。現消防局庁舎は民間企業や国の機関への賃貸しを検討する。保健所跡地(2595平方メートル)と学校給食課や青少年育成センターなどが入る江上庁舎跡地(1339平方メートル)の売却も予定している。
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