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国交省/「快適トイレ」の標準仕様策定/積算基準整備、10月から直轄工事で導入20160805建設工業
国土交通省は、建設現場に設置する仮設トイレで、男女とも快適に使用できる「快適トイレ」の標準仕様を策定した。費用の積算基準も整え、10月1日以降に入札手続きを開始する直轄土木工事から導入。快適トイレの設置を原則化する。標準仕様を満たすトイレの事例集も作成する。レンタルが多い現場の仮設トイレが変わると、災害時に避難所などに持ち込まれる仮設トイレも変わるなどの副次的効果も期待している。
建設現場のワークライフバランス(WLB=仕事と家庭の調和)推進の一環。快適性を向上させた仮設トイレを標準設置することで、職場環境の改善を図り、男女ともに働きやすい建設現場の実現につなげる。
国交省は直轄工事の現場を対象に、快適性の高い仮設トイレを設置するモデル工事を14年度に7件、15年度に271件実施。今回、快適トイレの標準仕様と積算基準を整え、10月1日から直轄土木工事の現場に原則導入する。既契約工事も受発注者で協議の上、設置することも可能だ。
徳島県でも女性技術者がいる現場に快適トイレを試行導入する。国交省ではこうした取り組みが全国の自治体に広がり、すべての建設現場の環境改善につながることを期待している。
標準仕様は、求める機能6項目、備える付属品5項目、推奨する仕様・付属品6項目で構成する。水洗の洋式便座とし、臭いが逆流しなかったり、施錠が容易に開かなかったりする機能を備える。男女別の明確な表示や、入り口の目隠しなどの付属品も求める。室内寸法は900ミリ×900ミリ以上を推奨する。
費用は1基当たり月額4万5000円を上限とし、男女別で設置した場合は2基まで費用計上できる。上限を超える費用については、共通仮設費のイメージアップ経費で支出する。
国交省は、標準仕様を満たす快適トイレの事例集を作成するため、8日に公募を開始。9月2日まで受け付け、9月中旬に公表する予定だ。
「快適トイレ」の標準仕様は次の通り。
【求める機能】洋式便座△水洗機能(簡易水洗、し尿処理装置付きを含む)△臭い逆流防止機能(フラッパー機能)△容易に開かない施錠機能(二重ロックなど)△照明設備(電源がなくてもよいもの)△衣類掛けなどのフック付き、または荷物置き場設備機能(耐荷重5kg以上)
【備える付属品】現場に男女がいる場合に男女別の明確な表示△入り口の目隠しの設置(男女別トイレ間も含め入り口が直接見えないよう配置など)△サニタリーボックス(女性専用トイレに限る)△鏡付きの洗面台▽便座除菌シートなどの衛生用品
【推奨する仕様・付属品】室内寸法900mm×900mm(半畳程度)以上△擬音装置△フィッティングボード△フラッパー機能の多重化△窓など室内温度の調整が可能な設備△小物置き場など(トイレットペーパー予備置き場)。
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