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16年度の建設資材需要、3年ぶり増加見通し/補正予算でさらに上積みも/国交省20160810建設工業
国土交通省は9日、16年度の主要建設資材の需要量見通しを公表した。対象の6資材すべての需要が、前年度に比べて伸びる見込み。建設資材の需要量は、12年度の大型補正予算を受けて近年では最も需要が多かった13年度以降は2年連続で減少していた。今回は、公共事業予算の安定的な推移や、本年度上半期に8割の執行前倒しの政府方針を受け、資材の需要量も上昇に転じる。秋にも編成される16年度補正予算も組み込めば、需要がさらに上向くとの見方も出ている。
主要資材の16年度の推計需要量は、セメントが前年度比0・8%増の4300万トン、生コンクリートが1・1%増の8800万立方メートル、骨材が1・3%増の2億3400万立方メートル、木材が3・1%増の950万立方メートル、普通鋼鋼材が1・7%増の2020万トン、アスファルトが1・0%増の130万トン。骨材のうち砕石は0・9%増の1億1800万トン、普通鋼鋼材のうち形鋼は1・8%増の2020万トン、小形棒鋼は1・3%増の780万トンとなっている。
需要量の推計は、建設資材の安定的な確保を図り、円滑な建設事業の推進に役立てることを目的に毎年度実施している。その年度の建設投資見通しのうち、建築と土木それぞれの見通し額や建設資材ごとの原単位(工事費100万円当たりの建設資材需要量)を用いて推計する。
今回の推計の基になった16年度建設投資見込み(名目値)は前年度比1・6%増。うち建築部門は1・8%増、土木部門は1・4%増となっている。好調な設備投資環境や公共工事の前倒し執行などの政策効果もあり、2年連続で減少していたすべての資材の需要が持ち直し、増加に転じるとの見通しだ。
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