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エイト日技/路面空洞・舗装劣化調査に本腰/時速80キロ走行で路面下の3D情報収集20160822建設工業
エイト日本技術開発は、路面下の空洞、埋設物、舗装体の劣化箇所などを調査・解析するサービス事業に乗りだした。土木管理総合試験所(長野市、下平雄二社長)が保有する高速移動型3次元(3D)レーダー探査・調査車「ロード・スキャン・ビークル」で取得した各種の画像データに独自の解析と計算を行い、空洞や劣化の状況などを特定する。橋梁床版の探査に活用した実績があり、今後は全国にサービスを拡大する。
ロード・スキャン・ビークルは、車の前方に搭載した電磁波レーダー装置を使い、時速80キロで走行しながら路面下の空洞、埋設物、舗装体の劣化箇所を3次元で効率的に計測。1度の走行で幅2・4メートル(29側線分)の画像データを取得し、地中の状況(縦断、横断、水平断面)を把握できる。
車体前方の電磁波レーダーで地中を、上部に搭載したGNSS(全地球航法衛星システム)機能で高精度の位置情報をそれぞれ取得する。舗装やコンクリート床版の劣化調査、道路空洞や埋設物、護岸・堤防空洞の調査に加え、電磁波レーダーの位置を付け替えればトンネル覆工の調査にも活用できる。GPS(全地球測位システム)機能による緯度・経度情報から地図や航空写真に取得したレーダー画像を表示させることも可能だ。
エイト日本技術開発は、3D高速処理技術の導入によって時速80キロで1日に30キロに及ぶ長距離・広面積の連続した計測を実現。解析・出力データは縦断面図、横断面図、水平断面図という三つで表示するため、物標(劣化箇所など)の形状が把握しやすい。例えば、橋梁床版探査の水平断面図は劣化箇所とともに、鉄筋の配筋状態や床版背面鋼桁の反射も捉えることで、橋の劣化状況を構造計算などから明確にする。
計測に当たっては車体上部に取り付けた回転灯とLED表示によって後続車両への安全にも配慮する。
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