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静岡県/JR静岡駅南口「文化力の拠点」整備/専門家会議が基本計画案概要取りまとめ20160829建設工業

 ◇総延べ4・8万平米、民活導入視野
 静岡県は、JR静岡駅南口県有地に計画している「文化力の拠点」基本計画策定に向けた専門家会議(会長・伊藤滋東大名誉教授)を開き、基本計画案の概要をまとめた。食文化の発信や大学コンソーシアム拠点、宿泊、国際学生寮などの機能を備え、一体的に整備する駐車場棟も含めた施設の延べ床面積は4万8500平方メートル程度と試算。今後は会議で出された意見を踏まえ9月下旬〜10月をめどに基本計画を策定する。民間資金を活用して事業化するため、民間事業者への意向調査も実施し事業手法の検討も進める。

 この事業は「学術、文化・芸術、スポーツ」施設が集積する東静岡から名勝日本平、三保松原に広がる地域の玄関口となる東静岡地区の県有地約2・4ヘクタールに、県の高い文化を発信する施設を整備する。

 基本計画案では、整備イメージとして15階建て程度の施設規模を提示。1〜2階は図書館(約5000平方メートル)や広場、カフェなどを配置。メーンエントランスとなる3階部分は東静岡駅や東側街区の芝生広場、グランシップをペデストリアンデッキなどで結ぶ。4階は大学コンソーシアム拠点(約1000平方メートル)や共同研究拠点(約300平方メートル)を配置する。

 中層から上層階は留学生や日本人向けの国際学生寮(約6000平方メートル)、ホテル(約5000平方メートル)とする。5階建ての駐車場棟(約1万6000平方メートル)を除いた施設の延べ床面積は約3万2000平方メートル。食文化を発信するレストランやカフェ、ホテル、業務・研究オフィスなどは民間の提案とする。

 民間活力を導入した事業方式は公共施設型(DBO方式、PFI方式)、公有地活用型(定期借地方式、等価交換方式、土地売却方式)などさまざまな手法を示した。今後、民間事業者に対する市場調査(サウンディング調査)を実施し、民間が参画しやすい敷地の利用形態や事業手法の組み合わせなどを検討する。

 県はこれと並行して「文化力の拠点」整備事業民間活力導入調査をパシフィックコンサルタンツに委託している。民活手法を導入した事業スキーム構築に向けた調査、民間事業者の公募資料作成などを支援する。履行期間は17年3月24日まで。


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