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土曜閉所率/初めて7割を突破/日建協・6月統一運動20160830建設通信
【国交省発注工事も過去最高】
日本建設産業職員労働組合協議会(日建協、田中宏幸議長)は29日、6月11日に実施した「統一土曜閉所運動」の結果を公表した。振替日での閉所も含む全工事の閉所率が過去14年間で初めて7割を突破し、完全閉所率も同様に5割を超えた。このうち、運動を後援する国土交通省発注工事では、完全閉所率が前年同月比4.5%増の51.8%、閉所率(振替閉所も含む)は74.4%となり、同じく過去最高を記録している。
今回の運動には加盟31組合が参加し、総作業所数は4899(土木2262、建築2637)。全工事の完全閉所率は前年同月比8.0%増の51.6%。閉所率は9.1%増の70.3%となった。このうち、土木工事は完全閉所率が5.7%増の52.8%、閉所率が7.2%増の72.3%。建築工事は完全閉所率が9.9%増の50.5%、閉所率は10.7%増の68.5%。伸び率で見れば、民間工事の多い建築分野が大きく進捗している。
31組合のうち24組合の閉所率が向上し、このうち閉所率7割を超える組合は前回の10組合を上回る16組合となった。
日建協では、2005年以前は振り替えを含めて閉所率が5割未満であったことを踏まえると、組合員の意識が大きく変わった成果と評価する。
背景には、14年の建設産業活性化会議を皮切りに政労使が連携した作業所の労働条件改善に向けた動きが加速していることがある。指導的役割が求められる国交省の工事で週休2日制達成に向けた改善が進んでいること、建築分野でも閉所率が向上し、発注企業側の取り組み姿勢が変わってきていることを要因に挙げる。
一方で、6組合で閉所率5割を超えなかったこともあり、2極化が進んでいるとして底上げのためのさらなる働き掛けが必要とした。
また今回の取り組みから新たに、日本建築家協会(JIA)と日本コンストラクション・マネジメント協会の後援も決まった。知濃健治副議長は「今後も労使一体で取り組みを進める。通常は取り組みが難しくなる11月の閉所運動でも前回より数字が伸びることを期待したい」と手応えを語っている。
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