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国交省/17年度予算概算要求/公共事業費6兆円、1・4兆円は推進枠で20160830建設工業

 国土交通省は29日、17年度予算の概算要求を発表した。一般会計の総額(国費)は前年度比15・4%増の6兆6654億円。うち公共事業関係費は16・2%増の6兆0183億円と3年連続で6兆円を超す要求となった。防災・減災やインフラの老朽化対策、地域活性化に加え、生産性向上による成長力強化の観点から、ストック効果を重視した戦略的な社会資本整備に重点を置いた。

 例年同様、財務省が設定した概算要求基準のほぼ上限まで要求した。「新しい日本のための優先課題推進枠」では1兆4179億円を要望。一般会計とは別枠の東日本大震災復興特別会計には18・8%減の5599億円を計上した。

 要求の柱は、▽被災地の復旧・復興の加速▽国民の安全・安心の確保▽生産性向上による成長力の強化▽地域の活性化と豊かな暮らしの実現−の4点。特に生産性向上につながる社会資本のストック効果を重視し、経済成長に必要な公共事業予算を安定的・持続的に確保する方針を示した。

 公共事業の円滑な実施を図るため、適正価格による契約や適切な規模での発注を徹底。国庫債務負担行為の活用などによる施工時期の平準化も進める。ICT(情報通信技術)の全面活用で建設現場の生産性を向上させるi−Constructionの推進には3億円を新規に求めた。

 防災・減災対策では、水防災意識社会の再構築に向けた水害対策や土砂・火山災害対策に5673億円を要求。ハード・ソフト一体の予防的対策や斜面崩壊・火山噴火への集中的・広域的対策に取り組む。
 南海トラフ・首都直下地震対策には2235億円を計上した。

 インフラ老朽化対策では、戦略的な維持管理・更新に4612億円を計上。地方自治体の総合的な防災・減災対策や老朽化対策を集中的に支援するため、防災・安全交付金に1兆2927億円(前年度予算比17・5%増)を計上した。社会資本整備総合交付金は1兆0549億円(17・4%増)を要求した。

 建設業を支える担い手の確保・育成には43億円を充て、賃金などの処遇改善や現場の省力化などを官民一体で進める。


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