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三井不/老朽賃貸不動産の再生コンサルサービス展開/青木茂建築工房と業務提携20160831建設工業
三井不動産は耐震性に問題があり、老朽化した旧耐震基準の賃貸不動産などを対象にした再生コンサルティングサービスを展開する。業務提携した青木茂建築工房の建物再生手法「リファイニング建築」を活用し、新築工事の7割程度のコストで新築物件と同等の性能・価値を持つ建物に再生する。既に都内の賃貸住宅2物件で再生事業を推進中。賃貸・管理や施工など関連のグループ企業とも連携し、一貫した再生ソリューションを提供していく。
老朽化した賃貸不動産の再生が進まない理由の一つとして、建物自体の性能や設備が陳腐化し、仮に耐震補強を行っても賃料収入の増加が期待できないことが挙げられる。三井不らが行う新サービスでは、築年数にかかわらずに耐震化と賃料の改善を実現し、投資した資金を回収できる賃貸不動産への再生を支援する。事業全体のコーディネートから、相続・権利関係の調整、事業性能の検証などといった問題解決に取り組む。
ハード面では青木茂建築工房のリファイニング建築手法を活用。建物の軽量化などにより、眺望や外観を損なうブレースなどに頼らない補強方法で耐震性能を向上させる。既存躯体の約8割を再利用しながら、建て替えの6〜7割のコストで意匠の大幅転換や用途変更、設備更新などを行い、建物全体の高機能化・長寿命化を図る。
建築基準法の単体規定については、すべて現行法に適合させる。工事過程の履歴書を作成することで、新たに確認申請書を提出して竣工後に完了検査済証の交付も受けられる。
改修後の建物に対しては、三井不動産レジデンシャルリースがサブリース契約を行い、長期融資の枠組みも活用可能。耐震補強を含めた改修工事も三井不動産リフォームが施工を担当することで、よりきめ細かなサービスを提供できる。
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