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振興基金/緊急育成事業、15年度は400人超が就職/16年度は1千人受講目標20160906け建設工業
建設業振興基金(内田俊一理事長)は5日、厚生労働省から受託した建設労働者緊急育成支援事業で15年度、400人を超える未就業者が建設会社などに就職したことを明らかにした。17拠点(中央1拠点、地方16拠点)で合計600人を目標にした技能訓練と就職支援をセットにした活動を展開。厚労省が設定した初年度目標をクリアした。16年度はさらに高い目標に向けて拠点や訓練コースを増やし、女性限定で重機オペレーターを育成するコースも新設する。
同事業では、未就業者を対象に建設業で働くのに必要な基礎知識・技能や資格の取得、就職までを一貫して支援する。5年計画のうち、初年度の15年度に続き16年度も振興基金が受託した。
15年度は受講者600人の目標に対し556人が受講。96・9%の539人が訓練を修了し、6月末までに女性を含め77・7%に当たる419人が建設会社などに就職。厚労省が設定した初年度目標をほぼ達成した。
16年度は1000人の受講が目標。振興基金は地方拠点を増やすなどして対応する。現段階で全国クレーン建設業協会愛知支部と香川県高松市の職人育成塾が地方拠点に加わっており、計19拠点体制で全国の受講ニーズを取り込む。地方拠点はさらに増える見込みだ。
4月の熊本地震で被害を受けた熊本、大分両県の担い手確保の取り組みを支援するほか、建設業に就職したい女性を対象に11〜12月に21日間の日程を組み、女性限定の重機オペレーターコースを千葉県柏市のキャタピラー東関東教習センターで実施。講師も女性が務め、現場の利益管理が行える人材を育てる一環で建設業経理事務士の講習もセットにする。
振興基金は、未就業者に事業への参画を呼び掛ける無料情報誌「Welcome!」をハローワークなどで配布。ホームページを通じて企業の求人情報なども提供しながら未就業者が建設業に就職できるよう積極的に活動を展開していく。
16年度の事業実施予定は次の通り。
【中央拠点】
〈建設業振興基金〉静岡県(富士教育訓練センター)=建設ものづくり基礎6コース(定員計60人)▽千葉県(高度ポリテクセンター等)=仕上げ系、躯体系、左官計7コース(定員70人)▽キャタピラー東関東教習センター=重機オペレーター4コース(定員計37人)▽日本造園組合連合会石川支部=造園工1コース(定員5人)
【地方拠点】
〈北海道建設業協会〉地域人材開発センター等=重機オペレーター、電気工事士、建設基礎、建築系技能者、躯体系計15コース(定員計165人)
〈みやぎ建設総合センター〉宮城県(ポリテク宮城/日立建機等)=躯体系、建設総合、土木重機オペレーター、建設躯体技術、建設ものづくり基礎計7コース(定員計120人)
〈全国基礎工事業団体連合会〉東京都(キャタピラー/佐倉クレーン等)=杭工事、杭打ち機オペレーター計4コース(定員計60人)
〈東京都中小建設業協会〉東京都(都中建等)=建設業総合、建設工事基礎計2コース(定員計30人)
〈神奈川県建設業協会〉神奈川県(産業技術短大校/日立建機等)=建設技能者計3コース(定員60人)
〈全国クレーン建設業協会神奈川支部〉神奈川県(教習センター等)=クレーンオペレーター5コース(定員計54人)
〈日本基礎建設協会/日本機械土工協会〉静岡県(静岡県建設学院)=建設重機オペレーター4コース(定員計60人)
〈建設産業専門団体関東地区連合会〉静岡県(静岡県建設学院)=建設多能工4コース(定員計60人)
〈建設産業専門団体中部地区連合会〉名古屋市(ポリテク名古屋港、住友建機等)=建設基礎、オペレーター計4コース(定員計60人)
〈兵庫県建設業協会、建設産業専門団体近畿地区連合会〉兵庫県(三田建設技能研修センター等)=建設躯体系計9コース(定員計50人)
〈高知県建設業協会〉高知県(建設業会館等)=土木系技能者、建設業技能者計3コース(定員計30人)
〈福岡県建設専門工事業団体連合会〉福岡県(キャタピラー等)=重機オペレーター、建設基礎計5コース(定員計50人)
〈長崎県建設産業団体連合会〉長崎県(長崎県建設技術研究センター)=型枠大工、鉄筋、建設技術者基礎計4コース(定員69人)
〈宮崎県建築業協会〉宮崎県(宮崎高等技術専門校等)=塗装、とび・土工、型枠、内装、鉄筋、建設基礎計6コース(定員計35人)
〈沖縄産業開発青年協会〉沖縄県(沖縄産業開発青年協会)=躯体、設備、建設ものづくり基礎計4コース(定員計100人)
=16年度増設拠点=
〈全国クレーン建設業協会愛知支部〉愛知県=クレーンオペレーター1コース(定員10人)
〈職人育成塾〉香川県=内装・設備1コース(定員20人)。
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