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三井住友建設/プレキャスト部材接合部の配筋作業を省力化/継ぎ手端部を拡径加工20160908建設工業

 三井住友建設は7日、プレキャスト(PCa)部材接合部の配筋作業に、端部を円すい台形状に加工した鉄筋継ぎ手を用いる「Trunc−head(トランクヘッド)工法」を、片山チエン(大阪府東大阪市、片山知紀社長)と共同で開発したと発表した。通常の鉄筋継ぎ手に比べ、定着長(継ぎ手長さ)を短縮でき、部材のコンパクト化が図れる。ループやフック形状の継ぎ手に比べて補強鉄筋の配筋が容易になるため、熟練工が不足する中、省力化による現場の生産性向上につながることも期待される。

 プレストレスト・コンクリート(PC)床版を接合する際、通常の鉄筋継ぎ手では、引っ張りに対する応力が鉄筋と接合部のコンクリートとの間の付着力しか働かないため、定着長の長さが必要になる。今回開発した工法では、鉄筋とコンクリート間の付着力のほかに、円すい台形状に広げた鉄筋継ぎ手端部に、コンクリートとの支圧力が加わるため定着長を短くできる。このため、現場での場所打ち部を小さくできる。

 さらにループやフックの形状に加工した鉄筋の場合は、ループなどの内側に補強鉄筋を挿入する必要があるが、新工法ではこの手間がなくなる。配筋作業やコンクリートの充てんも容易になり、施工の効率化と品質の向上につながる。

 開発に当たっては、高速道路橋などの床版工事への適用を目的に、同社技術研究所での床版試験体曲げ試験と、高速道路総合技術研究所での輪荷重疲労走行試験を行い、従来工法と同等の性能であることを確認した。

 今後は新設のPCaPC床版工事のほか、大規模インフラ更新事業での老朽コンクリート部材の取り換え工事などへの適用に向け、積極的に提案していく方針だ。


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