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地域建設産業活性化支援/実行段階の15件採択/国交省20160913建設通信
【女性の入職促進など】
国土交通省は12日、担い手の確保や生産性の向上をテーマに、中小・中堅建設企業で構成するグループが行うモデル性の高い取り組みを後押しする地域建設産業活性化支援事業「ステップアップ支援」の対象事業を決定した。採択されたのは、女性の入職をターゲットにした塗装業ダイバーシティ経営推進体(大阪府)など15件となっている。
地域建設産業活性化支援事業は、中小企業診断士などが課題解決へのアドバイスを行う「相談支援(活性化支援アドバイザー支援)」と、担い手の確保・育成や生産性の向上をターゲットにした「重点支援」の2つのメニューで構成。
モデル性の高い取り組みへの支援を行う重点支援は、計画策定までを支援するコンサルティング支援と実行段階への支援となるステップアップ支援の2つのタイプがある。
8月に20件の支援プロジェクトを採択したコンサルティング支援(8月9日付1面に掲載)に続き、ステップアップ支援として採択した15件のプロジェクトを対象に事業の実行段階における経費の一部(1件当たりの上限は300万円)を支援する。
女性にとって、その重さが懸案となっている塗料の軽量化や運搬機材の導入によって労働環境の改善を行うとともに、教育訓練プログラムの作成など育成面の改善を目指す塗装業ダイバーシティ経営推進体(大阪府)、建設業における女性技術者・技能者を育成する学校の設立を目指す女性技術者技能者育成塾準備室(福岡県)など、女性に特化した入職促進への取り組みが選定されている点が特徴だ。
これに、昨年度のステップアップ支援によって、ことし4月に開校した利根沼田テクノアカデミーを使って行う大工・設備人材雇用育成協議会(群馬県)や、熟練した技術が求められる除雪作業のオペレーターの育成を目指す伊香支部有志の会(滋賀県)など、新入社員の早期の戦力化や、技術の伝承・継承を目的にした取り組みも目立つ。
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