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国際展開強化へ人材集約/「事業創出型」を推進/パシコングループ20160915建設通信

【海外売上250億目指す/】
 パシフィックコンサルタンツグループは、海外事業を強化する。2年後をめどに100%子会社の国際事業を統括する会社を設立、国際事業に関係するグループ会社や人材を集約し、展開を加速させる。国際事業会社はパシフィックコンサルタンツと連携しつつ、中核会社の1つとして国際展開を推し進める。グループ全体の海外の売上目標は2020年に100億円、30年に250億円を目指す。

 同社は、これまで培ってきたエンジニアリング・コンサルティングやマネジメント・コンサルティングを基盤とする一方、自らも事業投資を行い、国内外の事業パートナーと連携強化を図る「事業創出型ビジネス」を積極的に進める。

 コンサルティングサービスは、国内のPFI、PPPコンサルティングや再生エネルギー事業、地域活性化施設運営事業で培ってきた市場分析、需要予測、財務・事業収支計画、法務などのノウハウを複合した「包括コンサルティング」をワンストップで提供する。

 ガバナンス、コンプライアンス(法令順守)を強化・徹底するとともに、アライアンス(提携)先との情報交換や安全情報を積極的に収集し、さまざまな事態への対応を迅速に行う。さらに国際展開をより強化していくため、これまで進めてきた欧米、アジア各国でのアライアンス先のコンサルタント企業との連携協定を生かし、新規市場の開拓を進め、業務を共同実施することでアジア・世界各国へのネットワークを拡大する。アライアンスのほか、M&A(企業の合併・買収)も視野に入れていく。

 市場戦略としては、ODA(政府開発援助)、国内公共団体の顧客を基盤としつつ、外国政府、民間企業、事業パートナーに拡大していく。国際事業会社は、PMr(プロジェクト・マネジャー)主導型のフロントオフィスと、総務、人事といったバックオフィス、内部統制室を整備し、パシフィックコンサルタンツの各国内事業本部と協働していく。

 パシフィックコンサルタンツは、12年10月に国際事業本部を設立。16年9月期(見込み)の売上高は15億円で、13年9月期の約2.5倍に成長している。ことし8月には、国際展開の実現に向けた第一歩として、シンガポールに100%子会社の現地法人を設立しており、アジア地域を統括する。

 14日に会見した長谷川伸一会長は「全世界を市場として、ネットワークで結び、24時間活動できるような仕組みをつくる概念が基本姿勢だ」とし、高木茂知社長は「これまでの技術と知見に基づいた価値の提供と貢献をしていく」と決意を表明した。


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