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 名古屋競馬場を管理・運営する愛知県競馬組合は、同競馬場を名古屋市港区から弥富市にある弥富トレーニングセンターへ移転する計画を進めている。26年アジア競技大会の開催が9月25日、愛知・名古屋に決まり、跡地が選手村候補地として浮上しているのを受け、来年3月までに結論を出す考え。

 同競馬場は、施設の老朽化が問題となっていた。ただ、長年赤字が続いたため、抜本的な改築などが行われてこなかった。その後、インターネット投票が導入されたことによって売り上げが伸び、最大で40億円以上あった負債が現在では半分以下に減少、本年度でほぼ返済が完了する見込みだという。

 このため、年度当初に移転を前提とした将来構想調査業務を三菱UFJリサーチ&コンサルティングに委託した。同業務では、採算性や施設内容、交通アクセスなどを検討している。

 移転先の同センターは、競走馬の調教を行う専用施設で、1977年に開設された。敷地面積約77万平方メートル、58棟の厩舎(きゅうしゃ)に1160頭の馬を収容できる。地方競馬で同様の施設を持つのは珍しい。現在、コースは同競馬場とほぼ同じ1周約1100メートルあり、照明設備なども完備している。移転が決まった場合でも、早朝や夜などレース時間外を使って調教を行えば、トレーニングに支障は生じないという。

 移転が決まれば、スタンドやパドック、券売設備の新設、コース改修などを行う予定。

 同競馬場の敷地は約21万平方メートル。26年アジア競技大会の開催構想によると、移転後の跡地を約1万5000人収容する選手村の有力候補地に挙げた。宿泊室や娯楽施設、多宗教のための礼拝施設などを300億円かけて整備するとしている。


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