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日本設計/基本計画段階からBIM導入検討/都市環境シミュレーションに活用20161014建設工業

 日本設計は、建物の設計に入る前の基本計画の段階からBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を積極的に導入することを検討する。都市計画での環境シミュレーションにBIMを活用することを想定。建物周辺の風の流れや温度分布などをBIMを使って視覚的に分かりやすく表現できるようにする。発注者との情報共有も容易になり、計画をスムーズに進められるようになるとみている。

 同社は、14年9月からパートナーシップ契約を結んでいるオートデスクとの関係を一段と強化し、環境シミュレーションに適したシステム開発分野でも協力していく。

 日本設計は現在、オートデスクの土木インフラ設計向けソフト「InfraWorks360」や熱シミュレーションを行うソフト「CFD」などを連携させ、建築物の基本計画に必要な環境シミュレーションに使っている。建物や地面、緑地帯など都市の基盤をモデリングした後、温度や湿度などの条件を取り込んで解析結果を出力。建物だけでなく緑地の配置や風の通り道を考慮した都市設計が可能になる。
 当面は、同ソフトを継続的に使用して改善案をオートデスクにフィードバックし、より効率的な業務遂行を目指して建築設計向けのアレンジを進める方針だ。

 3次元で精密に作られた都市モデルを使い、建物の配置や高さによって温度がどう変わるか、緑地の配置によって温度への影響はどうなるかといった環境シミュレーションを基本計画の段階でできれば、プロジェクトの早期から発注者と情報共有ができ、事業の円滑な進行に役立つ。

 日本設計とオートデスクは13日に東京都内で共同記者会見し、日本設計の岡本尚俊常務執行役員は「オートデスクの協力で社員を米サンフランシスコの建築設計事務所や構造設計事務所に研修に派遣するなど関係が発展している」と2年間の成果を強調。オートデスクのフィル・バーンスタイン副社長は「今後も2社の関係を緊密にしていく。結果として、日本でのBIMの普及につながってほしい」と述べた。


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