|
エレベーター業界初/新旧機器を同時制御/三菱電機とビルテクノ/改修の連続停止回避20161018建設通信
三菱電機と三菱電機ビルテクノサービスはエレベーター業界で初めて、新旧両方の巻上機や操作盤を制御できる「ハイブリッド制御盤」を開発した。新旧の機器が混在するリニューアル工事期間中でも、任意の曜日や時間帯にエレベーターを利用できる。リニューアルの大きなネックであり、従来1週間程度必要だった工事中の連続停止期間の“ゼロ日化”を実現する。ハイブリッド制御盤を採用したリニューアル新製品を年末までに発売する予定だ。
エレベーターのリニューアルに当たっては制御盤や巻上機、操作盤など、連動するすべての機器の取り替え工事が終わるまで運行再開ができない。工事期間中は、どうしても一時的に新旧の機器が混在するため、エレベーターを約1週間にわたり昼夜連続で止める必要があった。
ハイブリッド制御盤は、既設機器と新設機器の両方を制御できるため、新旧の混在期間でもエレベーターを動かせる。これによりリニューアル工事期間中でも、作業をしていない時間帯はエレベーターを使える。
マンションでは通勤・帰宅時間、飲食テナントビルでは営業時間、オフィスや病院では平日など、利用ニーズの高い時間帯を避けて工事を分散させることで、利用者の不便を大幅に軽減する。特にエレベーターが1台しかない建物などで、老朽化が著しくなりながらも、リニューアルに踏み切れない要因になっていた「連続停止」を回避する。
設置から25年が経過し、リニューアル時期を迎えた三菱製エレベーターは現在約5万台あり、2020年度には約9万台に増える見込み。まずは1990−97年ごろに製造し、設置数約2万5000台の「GRANDEE(グランディ)」を対象に、ハイブリッド制御盤を使った新しいタイプのリニューアル工事を提案していく。
|