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建築家・小嶋一浩氏が死去/学校建築で多くの秀作20161018建設工業

 学校建築の分野で特に優れた作品を数多く手掛けたことで知られる建築家の小嶋一浩(こじま・かずひろ)氏が13日、死去した。57歳だった。通夜は20日午後6時、葬儀は21日午前10時30分から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は妻の建築家・小嶋和佐(なぎさ)さん。

 1958年大阪府生まれ。82年に京大工学部建築学科を卒業後、東大大学院に学び、原広司教授(現名誉教授)の薫陶を受けた。86年に建築家集団「シーラカンス」を共同設立し、98年に「シーラカンスアンドアソシエイツ」に改組した。

 学校建築に定評があり、「子どもたちが生き生きとした表情でなじんでいれば優れた建築であり、その逆は真ではない」との持論から、「予定調和的な議論ではなく、本当の意見を聞くことが大事だ」と市民へのプロセスの公開を重んじた。

 代表作に千葉市立美浜打瀬小学校、宇土市立宇土小学校、流山市立おおたかの森小・中学校・おおたかの森センター・こども図書館などがある。建築学会賞作品賞、村野藤吾賞、BCS賞、日本建築家協会賞など多くの賞も受けた。東京・渋谷で進行中の「渋谷駅南街区プロジェクト」にデザインアーキテクトとして関与していた。2005〜11年に東京理科大教授、11年から横浜国立大大学院教授として、後進の指導にも当たった。

 代表作の一つ、おおたかの森小学校の鈴木克巳校長は日刊建設工業新聞の取材に「突然の訃報に驚いた。設計過程で先生、子ども、保護者とワークショップを重ね、多様な意見を聞きながら繰り返し設計を変更するなど仕事ぶりが熱心だった。小中学生が一緒に交流する開放的で使いやすさを追求した校舎に大変感謝している」と話した。

 □使う人が成長させる建築/山本理顕氏が談話□
 小嶋氏が死去したのを受け、建築家・山本理顕氏は日刊建設工業新聞にコメントを寄せた。

 小嶋一浩さんが亡くなられた。日本の建築家たちにとって最も大切な人を失った。個人的にも最も信頼する建築家を失った。

 自分が去らなくてはならないと悟った瞬間が小嶋さんにはあったに違いない。どう思っただろう。無念だっただろうか。私はそうは思わない。いつ自分は去ってもいいという覚悟が小嶋さんにはあったからである。

 そして実際、そのように建築をつくってきたのである。使う人の自由のためにつくる、それを常にいかなる場合も貫徹する、それが小嶋さんの思想だった。使う人を管理するような建築をつくれという行政側からの命令にただ従う多くの建築家の中で、本気で使う人のことを考えていた小嶋さんが、飛び抜けた建築をつくることができたのはそのためである。使う人に手渡す。その建築をさらに成長させるのはそれを使う人たちなのである。小嶋さんの作品は小嶋さんが去った後にもさらに成長する。それを小嶋さんは良く理解していた。冥福の内にいる当然の権利である。


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