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三菱地所/日本ビル(東京都千代田区)の部分解体現場公開/躯体「縁切り」で振動低減20161026建設工業

 ◇常盤橋地区再開発の関連工事
 三菱地所は24日、東京駅日本橋口前で計画している「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業」の関連工事として進めている日本ビル(SRC造地下4階地上14階建て延べ約17・3万平方メートル)北側の部分解体工事の現場を報道機関に公開した。同地区では2027年度まで段階的に再開発事業が展開される予定。本格的な再開発事業の着手を控え、綿密な事業計画の下で先行的な工事が進展している。

 日本ビルの部分解体工事の対象範囲は地下3階地上10階の延べ4万1296平方メートル。施工を大成建設が担当し、17年3月末までに地上部を解体・撤去する。跡地には東京都の下水ポンプ場が入るD棟(地下3階地上9階建て延べ約3万平方メートル)を建設し、同ビルの南側部分の地下にある既存のポンプ場の移転先とすることが決まっている。

 既存のポンプ場は、千代田区や中央区から集めた1日当たり約7万立方メートルの汚水を扱う重要な都市インフラ。D棟が完成する22年度までは継続して使用することになっているため、解体工事に当たっては、その稼働に影響を与えないように振動や騒音を最小限に抑えることが必要となる。

 そこで今回、採用されたのが「縁切り解体」と言われる施工方法。躯体の解体箇所と存置箇所の境目を1フロア分だけ前もって撤去し、重機による解体作業の振動や騒音をできるだけ伝わりにくくするという。

 現時点で地上1〜10階の縁切り工事が完了。地下部も縁切りした上で11月から本格的な解体工事に入る。存置部分の境目となった箇所には外壁となる耐震壁を設置するなど改修工事を行い、ポンプ場と同様に当面は賃貸ビルとして継続して利用する方針だ。解体部分には周辺ビルにも電気を送る特高電気室が置かれていたため、それを存置部分に移設する工事も合わせて事前に行った。

 地上部の解体工事が完了すれば、17年4月には再開発事業の初弾としてD棟の本体工事(地下解体工事含む)がいよいよ始まる。工事発注は、再開発事業の個人施行者である三菱地所によって別途行われる予定だ。


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