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次世代ビーコンでIoT構築/協和エクシオ、WHERE/建設分野の効率改善20161027建設通信

 協和エクシオと同社グループのWHERE(東京都千代田区、丸田一代表取締役)は、次世代ビーコン「EXBeacon」を使ったソリューションビジネスを本格化させる。独立して電波を発するだけの従来型とは異なり、ビーコン同士が相互通信するメッシュ通信機能も備えたことで、IoT(モノのインターネット)の基盤端末へと進化を遂げた。GPS(全地球測位システム)の届かない地下空間や建物内などでも、安定的な3次元測位が可能だ。センサーとの組み合わせ次第で人の動きやモノの場所、温湿度など、あらゆるデータを取得できる。多数の職種が輻輳(ふくそう)する高層ビルの仕上げ工程管理やトンネル内部の管理、鉄道の保線業務など、建設分野での応用もアイデア次第で無限に広がる。11月中には、ビーコンとゲートウェイなどをセットにした評価キットの提供を開始し、さまざまな領域での実証実験を本格的にスタートさせる。

 メッシュ通信機能の搭載により、遠隔からの監視や電波管理が可能になった。接続したセンサー情報の集約や他機器の制御、人の居場所の常時捕捉などができ、多業種・多用途に新しいIoT空間ソリューションを提供する。

 建設分野では場所ごとの工事情報や人・モノの所在管理などに活用できる。スマートフォンやタブレットを利用し、位置を特定した工事管理を行うことで、作業場所や仕様の確認、手戻りの防止、確実な申し送りなどを実現する。

 作業員のヘルメットやブレスレットなどにビーコンを備え付ければ、タッチレスでの入退場管理も可能。居場所の可視化により、全体作業効率の改善策の検討にも役立つ。資機材に付けて利用状況を把握したり、紛失物を見つけることもできる。建設図書の回覧状況確認などにも使える。

 さらに、作業員の行動履歴だけでなく、ウェアラブルセンサーと連携することで、脈拍や血圧などのバイタル情報を一元的に収集し、体調管理を行える。危険区域に進入する前に警報を発するなど、使い方はまさにアイデア次第。建設分野では工事中だけでなく、竣工後もビーコンを設置したままにし、完成した施設のユーザー向けサービスに切り替えることも考えられる。

 地域の観光情報発信や商業施設内の混雑状況把握、来訪者のアクセスコントロール、トイレ空室確認など、やれることは無数にある。大規模災害時にインターネットが使えなくなっても、ビーコンとスマートフォン間の通信だけで避難誘導ができるなど、一種の公共インフラにもなる。

 次世代メッシュ型ビーコンは、千葉市の幕張メッセで26日開幕した「Japan IT Week 秋 IoT/M2M展」(28日まで)に出展中。ビーコンは1個数千円と価格の安さも売りだ。

 協和エクシオとWHEREは端末販売、インフラ施工、ソリューション、プラットフォームという4つのビジネスモデルを掲げ、事業を拡大していく考え。メインはソリューションで今後、評価キットを広く提供し、実証実験パートナーを増やすことで、プランのラインアップを充実させていく。協和エクシオは、ビーコンなどのG空間ビジネスの事業化を加速させ、2020年までに100億円規模へと成長させる方針だ。


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