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鹿島/BIM軸に生産性向上/24時間のモデル供給確立20161028建設通信
鹿島は、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を軸に生産性向上の体制構築に乗り出す。受注後の現場計画立案にBIMの活用を推し進め、利益確保の原動力になるなど高い導入効果が出始めており、2017年度からは全現場への導入に舵(かじ)を切る。国内外5拠点のモデリング体制をさらに2拠点拡充し、24時間の供給体制を確立するほか、BIM関連の新会社設立も準備中だ。
累計430件の建築プロジェクトにBIM導入実績をもつ同社は、 15年度に導入数を受注案件も含め300件まで増やした。 請負金額5億円以上の稼働中現場では既に8割が導入済み。 17年度からは全現場導入の社内通達を出すなど、 社を挙げてBIM導入を推し進める。
現在は、グループ会社や支店を含め総勢180人がBIM関連の業務に携わり、既に社内体制は確立済み。全現場導入による業務量の増加を踏まえ、海外3カ所、国内2カ所のモデリング拠点体制を拡充する計画で、セルビアとメキシコに新拠点を置き、24時間のモデリング体制を確立する。
施工計画、干渉チェック、合意形成などBIMの導入効果に加え、近年は生産性向上の一環として受注後の現場計画立案にもBIMを検証ツールに位置付け、これまでに200件ものプロジェクトで活用した。社内外のプロジェクト関係者がクラウドネットワークの中で連携できる独自システムも運用中で、常時2200人ものアクセスがあるなどBIMを軸にした建築生産が定着している。
27日に東京都内で開かれたBIMイベント『Archi Future』で講演した同社の矢島和美BIM推進室長は「これからは社内連携のレベルを引き上げ、BIMの鹿島をさらに推し進める」と力説した。
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